もう、ずっと歯医者にいっていないため口の中は、ひどく虫歯だらけ、歯医者は、怖いので、治療も途中でやりっぱなし。自分でもすごいなーと思うのですがそういう歯を見た時、歯科医はどう感じるものなんですか?。
怒りに震えるのでしょうか?。それとも「よっしゃぁ!治すぞっ!」と気合に満ちてくるものなんでしょうか?。
また、近くの歯医者さんは、自由診療にするように言われ高い治療費がかかるため、なんとなく行きにくいです。保険ではだめなんでしょうか?
今度そちらに行こうかと思っているのですが..(S.Bさん)



どう考えてしまうか、千差万別です。
つまり、ドクターのポリシーにより異なります。

(成り金先生バージョン)
うwoーーー,金のなる木じゃ!うれひー うれひー ピューピュー...今時めずらしいの−−(心の中で(^_^)(^_^)(^_^)(^_^)( ^ _ ^ ) でも、顔の表情は、わざと険しくする。
どっから手をつけようかな......金目のことを先にするか,それとも簡単なことから始めてあとでしようかな....とかです。

最近デンタルIQが高くなって、あまりひどい状態の人は、少なくなりました。
金のなる木がすくなくなった...とぼやく先生が多いです。

ほんだ歯科では各ドクターや職員にこのように指導しています。
口の中を診ずにその後ろ(その人の背景)を診なさいと....

つまり、わたしがそういうような患者に直面した時、その人を通過していった今までの歯科医療の質の悪さを憂います。
こういう患者は、無知だったのです。教えてもらえなかったのです。だから、必要以上に怖がってしまうのです。

ほんだ歯科では、ゆっくりと時間をかけて、お話を聞きます。そうなった状況、今の状況、放置していればどうなるのか、という説明をします。そうすれば、どういう治療をどのような計画でしていけばいいかが患者さん自らでわかるようになります。。
何といっても、自分のことですから...
患者は、全部の知識を身につけるため、ドクターと同格になってしまい垣根がなくなります、お互い楽になります。

私の考えは、病気ないしは、医療は、本質的に患者側の問題だとおもいます。。

ということで、いかなる状態で来られたとしても緊急を要する場合を除いて、ドクター自らを患者と重ねあわせて、その人に自分の知っていること全てを教えてあげ、一緒に考えてみることにしてます。
忙しい人は、忙しいなりにマイペースで治療をおこないます。
私が忙しかった時はやっぱり、行ったり行かなかったりしてましたよ。
毎回治療の説明をおこなうため、みんなお利口な患者に変身します。

次にお金の問題ですが、基本的に保険診療で十分です。自費診療もしてますが、選択の余地のある場合のみ説明しています。プラスチックの前歯(保険)か、セラミックス(自費)かの問題だけで、こちらでは、どちらも手を抜かずにやってるんで同じことです。

患者さんがカローラに乗りたいかベンツに乗りたいかの問題で、機能的には、どちらも、そん色ないですよ。カローラだって作るときは、セルシオ作る時と同じくらいの精度で作ってるでしょう?
ただし、こういう治療をしてると、儲かりません。(トホホ(^_^;))

ほんだ歯科では、3人は、赤字です。3人は、儲け0(つまり、ただ同然)。のこりの4人で、やっと普通の歯医者さん並みの利益があります。経済効率は、極端に悪いです。でも、患者数が開業以来増加しつづけていますのでなんとかなってます。
医療活動というのは、きっと どっかで奉仕の気持ちがないとでけへんな...というのが実感です。
でも、まーにぎやかなのが好きです。たまにですけど、一人暮らしの生活保護受けてるおばーちゃんから、お礼に駄菓子みたいなカステラもらったときは、うれしいもんですよ。なんか、子供の頃みたいに、懐かしい嬉しい気分になります。

私も、歯医者には、積年の恨みがあったから今みたいなことができるんだと思いますよ。
だから、あなたの気持ちは、よく分かります。

歯は、明日の命には、関係ないけど、何年か先の生活の質に影響してきます。暇になったら是非御来院ください。




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