歯ぎしりは何故起きるのでしょうか? 10年以上も今まで治まっていたのに、最近また症状が出始めました。どうしてでしょうか?いけないことなのでしょうか?
何か問題 がありますか?教えてください。

歯ぎしりには、いくつかの、パターンが存在します。噛み合わせに関連する、癖です。

(1)歯をこすり合わせる動作
(2)歯を噛みしめる動作
(3)歯をカチカチ噛み合わせる動作

それぞれに、上下の歯のかみ合わせる位置や、力の入り方も異なり、これらがいくつか、組み合わさることが多いです。
睡眠中に発生する場合は、本人が気づかないことが多く、時に、歯、顎関節、咀嚼筋などに破壊的に作用する為に、あまり良くない癖と言えます。

原因としては、ストレスによって中枢神経系を介して発生すると言われています。睡眠パターン、すなわち、レム睡眠・ノンレム睡眠によっても、歯ぎしりの発生のし方に違いがあることが、知られています。

歯ぎしりによる影響ですが、発生する音が周囲の人の睡眠を妨げること、および、本人の口にとって、歯ぎしりによる力が破壊的に作用することがあります。
具体的には、歯の咬耗(磨り減ること)、顎関節への負担から来る顎関節症、歯周病の悪化、頭痛などが発生します。

対策としては、本人が自覚している場合は、出きる限りやめるようにこころがげる事と、就寝時に口の中に合成樹脂で出来たナイトガード(歯ぎしり防止装置)を装着することです。
ストレスのコントロールも大切で、ストレス管理法としては、自己暗示療法、寝る前の軽いストレッチなどの運動が有効です。



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