口臭でかなり、悩んでいます。人と話をするときは、必ず、口を手で隠して話をしてます。
以前から、色々な歯医者さんへ行って、そのことを相談したりしてましたが、どちらも、「虫歯もないし、歯槽膿漏でもないし、むしろ、他の人よりも、歯はきれいだよ」と言われます。
でも、舌は真っ白です。毎食後、かならず、歯ブラシで舌を思いっきり磨いています。もちろん、歯も磨きます。でも、におうんですよね・・・・どうしたらいいんでしょうか。
私も先生のところで、カウンセリング受けたいです。本当に直るでしょうか???

彼氏と話をするときとかは、ひたすら、ガムを食べたり、飴を食べたりしながらで、いままでずーっとだましだましできてます。でも、やっぱり、普通にしてたいです。
仕事も営業なんで、いづれ支障をきたすことがあるかもしれないです。

ぜひ,アドバイスをお願い致します。
また、先生のところでのカウンセリングはどうしたら受けられるのか、また、皆さん,どのくらいで口臭を完治されてるのか教えてください。
宜しくお願い致します。

舌苔は、白いといっても正常なものから、異常なものまで、非常に多くのバリエーションがあります。
よく観察してみますと、白い下苔の状態は、1日の中でも変化します。
一概に病的とは言えないこともありますし、舌苔の付着状況や、舌全体の状態(薄さや、辺縁の状態、しわや、亀裂の状態、溝の状態、下苔の密度)にから、からだ全体の状態を推測することが出来ます。

これは、西洋医学的根拠よりも、東洋医学的診断において重要な「舌診」の集大成された、データーに基づくもので、他院で、口臭を否定されてくるケースでは、口臭治療と並行して漢方、理化学療法、食事、及び生活指導が必要なケースが多いです。
からだ全体の状態の結果としての、舌苔であって、舌苔をいくら取っても原因がある限り、解決しません。
また、舌苔を取りすぎることの弊害もあります。

>歯はきれいだよ」と言われます。
多くの歯科で「口臭」治療が成功しないのは、口臭は、歯だけを診ていても解決しないからです。多くの歯科医は、口を独立して狭い視野でしか診れない傾向にあります。
別に口臭に限ったことではないのですが、予防や、歯を残していく治療を考える時、特に「口臭」は、口腔を消化器の一環とした、考察と概念が必要になります。

このような、取り組み姿勢がないために、歯石除去と、虫歯を治すくらいの歯科治療法しかを思いつかないのだと思います。
だから、理由がわからない為に、患者の訴えを却下しつづけるのだと思います。否定することは、とても簡単です。
それにビジネスとして、成立しにくい(経済的メリットがない)のです。また、治療法を学ぶにも、教わるところがない。歯石除去と一般歯科療法で治らないケースは、独自で治療法を編み出すしかない。

> でも、におうんですよね・・・・どうしたらいいんでしょうか。
> 私も先生のところで、カウンセリング受けたいです。


口臭治療の治療方針は、全ての患者さんで、同じ治療というのは本当にありません。
それぞれの患者さんの条件がまったくちがうこと、パーソナリティーも異なるからで、診てみないと判断できません。

> 本当に直るでしょうか???

これは、最初は、正直言ってわかりません。
とりあえず、患者さんと共に、治すという強い意気込みで、患者さんにも信念で取り組んでもらっています。
いかなるケースも、3ヶ月以内(1週間から10日のペースで)に直すことを、現在の目標にして、患者さんとゴールを決めます。
ダラダラと先の見えない治療は、根拠と予測のない治療になりますし、お互い疲れます。
2カ月たって、改善もしくは、ゴールの見えない場合は、敗北宣言しますが。(今の私に力では、力不足と考えます。)
幸い、現在、口臭外来設置以来敗北宣言したケースは、1件もありません。(患者さんの評価を信じるならですが)
ただ、1日に多数の患者さんをみることは出来ず、苦慮しているところです。

口臭外来の患者さんは最近、インターネット通じた患者さんが増えてきました。
患者さんとフェアーである為に、また、私のホームページ上で書いたりすることは、責任を持った情報という形で提供しているつもりですが、患者さんが、いつでも反論できるように、書きこみ自由の掲示板を設置しています。(口臭外来掲示板です。)


> 彼氏と話をするときとかは、ひたすら、ガムを食べたり、飴を食べたりしながらで、いままでずーっとだましだましできてます

私の治療では、口腔内のあらゆる可能性のある原因を除去すると同時に、生活リズムと、食生活、食習慣の改善とあわせて、口腔内乾燥の徹底的な原因の検証による治療、口呼吸の完全な矯正を行なうために、ガムをかむこと、飴を食べること、うがいをすることは厳禁しています。
これらは、治療の評価が出来なることと、治療効果の障害になります。

> でも、やっぱり、普通にしてたいです。

普通になる為には、本来誰しも持っていた普通の機能を、普通に戻すことと考えています。これが口臭治療の最終目標です。いかなる口臭患者さんも、子供時代から口臭に悩んでいた人は一人もいないのです。


> 仕事も営業なんで、いづれ支障をきたすことがあるかもしれないです。
> ぜひ,アドバイスをお願い致します。


口臭問題で、社会生活に大きな支障をきたしている人は、大変多いです。ほんだ歯科の口臭外来に来られる患者さんの、約半数は、何らかの社会的生活において支障を持っておられます。特に悲惨なケースは中高年の働き盛りの男性のケースで、悲惨な状況に陥ることがあります。

> また、先生のところでのカウンセリングはどうしたら受けられるのか、また、皆さん,どのくらいで口臭を完治されてるのか教えてください。宜しくお願い致します。

現在、初診は1日に2名程度に押さえています。しかし、治療に入る患者さんもおられますので、口臭外来は、私の担当患者さん枠内では飽和状態になっています。(口臭患者さんばかりを診るわけにいかない事情もあります)

私のところに、全国からたくさんこられることは、通院の不便を考えると、時間的にも経済的にも、気の毒だと思います。(現在九州から東北からも来られています。)
最寄りの歯科で受けられるよう、なるべく詳細にほんだ歯科で行なっている治療内容について公開すると同時に、患者さん自らが、自宅で行なえるように情報を公開しているところですが。

治療期間を3ヶ月を目標にしていますので、空き次第、初診患者さんを受け入れる体制にしています。(99年12月現在で2〜3週間の待機状態です。)
インターネット予約を通じ、予約を問い合わせてください。

治療成果の評価は、患者側カルテと、診療側カルテにわかれます。治療・指導ごとに、患者さんと共に必ず、評価(治療効果のあるなし)して、確認します。
前進のないものは、早期に捨て、違う方向からアプローチします。治療方針も最初は流動的です。

完治したかどうかの判断は、最終的には、患者さんの評価にゆだねます。(患者さんが楽になった、治ったと思うと時が終了です。)
治療方法は、日々改善、進化しています。これは、患者さんごとに対応が変わるためですが・・
また、暫定的に用いる、独自の開発のよる、口臭防臭剤や、洗口液もテストを重ねています。現在、学問的裏付けを検証するため、基礎研究の準備も開始しました。
ほんとに、これといった、治療上の公式やマニュアルがなく、考案に継ぐ考案で、そういう意味では、発展途上にあると考えています。(ひょっとすると、永遠に発展途上かもしれません) しかし、誰にも当てはまる、基本的治療手順は、すでに、出来あがっています。(公開しています)
最終的な治療の評価については、私がするのではなく、患者さんがするものと考え、患者さんにゆだねています。
平均的な、治療終了期間(メインテナンスに移行できる時期)は3ヶ月ほどです。(例外もありますが。)
治療終了後、月に一度(人により異なります)くらいの割で、メインテナンス及び、精神面も含めたカウセリングなどのフォローを行なっています。遠来の方には、メールでのカウセリングに応じます。(無償です)
費用は、治療結果の評価が私自身で行なえないので、今のところ実費程度です。


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