初めまして、埼玉県に住んでいます○○と申します。
ホームページを見て是非、御相談に乗って頂きたくメールを書きました。
今年の5月より地元の歯医者さんに通院しています。国保での治療費についてお聞きしたいのですが? 7月に入ってからの治療で下の前歯3本(むかって左側)が虫歯になっていたので
先生に『少し歯並びが悪いので金属で芯を立ててから歯をかぶせましょう』と言われました。

1回目の治療 3本いっぺんに歯を削り、型をとり、応急処置として反練り状の物を
筆のようなもので 削った歯の回りをカバーする。治療費約 4000円

2回目の治療 金属製の型を装着し削ったりして調整をして芯を立て再度、型をとる。
反練り状の物で歯の周りをカバーする。治療費約 9000円

3回目の治療 かぶせる歯が出来てきて、多少の調整を行い治療完了。   治療費約16000円 上記のような治療を行い、合計 約29000円の請求をされました。これは正当な金額なのでしょうか? 担当の先生にお尋ねしたところ『保険の範囲で治療しています』と解答され
ました。

埼玉県歯科医師会や県庁の保険課にも問い合わせしたのですが、『具体的な治療方法などが分からないのでお答えできません』と解答されました。

光熱費、手数料など含まれて請求されるとは思いますが、基本的な料金はいくら位かかるのでしょうか?
国保の場合は、治療費の3割負担ですので少し高い様な気がするのですが?お忙しいなか誠に申し訳ありませんが、何卒、宜しくお願いいたします。


お書きの事項から、保険での診療を適性に運用した場合の、患者負担分をシュミレーションしてみます。点数は、1点10円として計算します。

初日
初診料(5月から継続して治療している場合は
再診料(38点)となります。
186点
コアー除去(前の土台をはずして、きれいにした) 50点×3=150点
コアー印象(新しい土台の型取り) 0点
合計 396点
患者負担(3割なら
1010円

この場合、つじつまが合わないので
もし、同じ日にレントゲンを取っていたら
パノラマ(でかいの) 374点
デンタル (小さいの)        26点      合計 806点 
 患者負担 2420円

これでも、つじつまが合わないので、さらに。

歯周治療もしていたら
基本検査    200点
上下スケーリング 60+40×5=260点
さらに衛生士がいて指導を受けていたら
歯周疾患基本指導管理料  65点
衛生実地指導料  80点   合計 1411点  患者負担 4230円

さらに、上下の模型を取っていたら
まる糢        90点        合計 1501点 
 患者負担 4500円

だいぶ近づいてきましたね。
こんな感じでしょうか??この位やると治療時間も長かったでしょうね。もし、他の歯の治療もしていたとしたら、まったく条件は異なりますが。
なお、仮歯の代金は保険でも自費でも請求できません。この中に含まれます。
自費でも駄目です。違法になります。保険診療との並行になります。



2日目

再診療   38点
コアーセット(土台をセットする) 162×3=486点
失PZ(歯を形成する) 655×3=1965点
印象(型取り) 60×3=180点
バイト(噛み合わせを取る) 14×3=42点
P処(軽いスケーリングなど) 10点
仮歯 0点
合計 2721点
患者負担8160円

あなたの支払い金額は9000円だから、280点(2800円)ほど、他の治療をしていることになっています。


3日目

再診療 38点
前裝冠セット(保険の白い歯) 1434×3=4302点
接着料(一番良いセメント
を用いた場合)
25×3=105点
補綴物管理料
(2年間の無料保証料)
150×3=450点
P処  10点
合計 4905点
患者負担 14720円

 
あなたは、16,000円支払っているから427点(4270円)分の他の治療も受けていることになります
 
このくらいが、最低限です。他に、治療をされているとさらに加算されます。

そんなに、むちゃくちゃな不正はないと思います。適正な範囲内ではないかと思いますが正確なことは、実際の治療内容を見ないと分かりません。

治療明細は 医院に問い合わせると教えてくれます。

あるいは、カルテを見せてもらってください。そこには、どんな治療を受けたが書かれています。
しかし、拒否される場合もありますが。。。

もし、歯科衛生士に指導も受けていないし、歯石も取られていないし、歯周検査も受けていないのに、治療費を請求されている場合は、もよりの都道府県庁の保険課などのセクションに告発され診療報酬請求書(レセプト)の開示手続きを行なってください。

レセプトを見ると、全てが判明します。不正が判明すると、告訴すればいいです。
その前に、不審だなと思えば、加入されているの保険支払い基金に問い合わせされるといいでしょう。

不正のパターンで一番多いのは、歯科衛生士業務は何もしていないのに、加算されていたり、検査も受けていないのに、検査料(結構高いのです)を取られているケースが多いです。衛生士業務は歯科衛生士によって行なわれるものでブラッシング指導や歯の研磨など、いろいろあります。

ばれない不正のしかたは、たくさんあります。

最近のコンピューターカルテ入力システムでは、コンピューターがこの患者では、最大限これだけの治療をしてもいいですよ。どうしますか??と聞いて来ます。
例えば、歯石を取ってもいいですよ・・・というふうに。
したがって、必要のない項目や、やっていない項目を削除して入力します。

患者にばれなければ、全部したことにしても、ばれないシステムです。
電子カルテは、便利ですが1歩使い方を間違うと不正の温床になる可能性もあるので、患者は、どんな治療を受けて、いくらかかったのか理解する必要があります。

これは、発覚しにくい不正の手口です。

>光熱費、手数料など含まれて請求されるとは思いますが

光熱費や、手数料などは、保険請求項目にはありませんので、そのような名目では請求されることはありません。自費なら別ですが。自由診療は、先生の判断で、料金が設定できます。



もどる