はじめまして。中学3の夏ころから口臭について悩んでいます(現在高1です)。とはいっても、当時はたま〜にのどの奥のほうで生ゴミのような臭いがうっすらとするほどで、それほど気にするほどではありませんでした。当時は受験勉強でのストレスが原因だと思い、高校に入ったら心配ないだろうと思っていました。

しかし、高校に入ってほかの人と一緒になると、自分の口臭が原因なのかどうかは分かりませんが、ある日自分がたまたま唾を飲み込んだときに、隣の人が鼻に手をあてたのです。もしや自分が原因なのか?と思い、もう一度唾を飲み込むと、また同じ仕草をしたのです。

いままでに常に口臭がある友人や人に何度も接してきたし、自分自身、臭いに関してはけっこう敏感なほうだったので、「自分がこんな臭いを出しているのか?」「しかし、どうしたらいいのだろう」というような悩みに陥ってしまい、それ以来、いままでと違うイヤな唾液が出るようになり、それがさらに口臭を拡大しているようになりました。

もともと神経質で、気が弱い性格なので、自己暗示にかかりやすいタイプなのです。当時は「時間の経過とともに何とかなるだろう」と思っていたのですが、一人のときは臭いはたしかに感じるときはありますが、キツイとは思いません。
しかし、人と合ったり人と近づくとやはり自己暗示にかかってしまい、ダメなのです(対人恐怖?)。臭いは硫黄系で、食前と食後では臭いが異なるのです。

舌苔は、去年の夏あたりは、1日たつと舌が真っ白になるほどでしたが、食生活を意識したせいか、いまではほとんど無くなりました(もちろん歯磨きは毎日念入りにやっていますし、少しでも和らげようとミント系の粒(FRESKでしたっけ?)を常時携帯しています)。

このようなストレスのため、胃もかなり悪くなっていると思うのですが、とりあえず精神治療のほうが先だと思い、”催眠療法”なるものを考えています。

クラスのほとんどの人は自分の口臭を知っているようなのですが、みんな良い人なので、イジメ等にはあっていません。
4月のクラス替えあたりまでに少しでも改善したいのです。
どうか良いアドバイスをお願いします。

>当時は受験勉強でのストレスが原因だと思い、高校に入ったら心配ないだろうと思っていました。

その年代は、特に分泌系の発達が目ざましく、大人へ変化する時で、大人特有の臭いに変化していきます。発達が未熟な成長期に、一時的に体の変調をきたすことがあります。
加えて緊張(これも、大人の感覚です・・恥ずかしいとか、良く見られたいとか、人に迷惑かけたくないとか・・子供時代になかった、感覚を身につけていきます)により、唾液の分泌に抑制がかかります。結果として、口が乾き口臭になることがあります。

>もしや自分が原因なのか?と思い、もう一度唾を飲み込むと、また同じ仕草をしたのです。

君の、せいではなかったと思います。ほんとに偶然が、普段気にしていることに結びついたと思います。運が悪かったのです。

>悩みに陥ってしまい、それ以来、いまま でと違うイヤな唾液が出るようになり、それがさらに口臭を拡大しているようになり ました。

君は、本当に繊細な心と感受性を持った、やさしい人なんです。だから、人に迷惑かけたくないと、悩み始めるわけです。本当は、そうでもなかったのにもかかわらず。
結果として、、緊張が持続していき、本当に人前では、健康的な唾液の分泌さえも、その能力があるにもかかわらず、緊張と言う感情が自分の意識ではどうすることもできない、唾液を出す神経系にブレーキをかけていきます。
こうなると、さらさらした唾液(漿液性唾液)は止まり、代わりにねばねばとした唾液(粘液性唾液)が、じわっと出るようになります。(これが緊張時の唾液分泌です)
冷や汗に似てますね。・・・冷や汗も同じ原理で出てきます。

>もともと神経質で、気が弱い性格なので、自己暗示にかかりやすいタイプなのです。

君のように、純粋で、繊細な人が、この時期に口臭に悩みます。
あつかましく、人の心に土足で入れるような人は決して人の口臭は指摘しても、自分の口臭なんて無頓着で悩みません。一時的に口臭があっても、いつのまにか、成長のバランスが取れてくると、なくなります。ストレスを感じないために、本能的に本来の神経系がうまく働くのです。まるで、子供と一緒なんです。

> 当時は「時間の経過とともに何とかなるだろう」と思っていたのですが、一人のときは臭いはたしかに感じるときはありますが、キツイとは思いません。

それが、本来の君で、実は、全く正常なんです。
実際は、一人でいる時の精神状態が持続すれば、なんということはないのです。本当の君は、健康な訳です。しかも、食事以外の時も、生理的な美しい水のような唾液を出しつづけることができているわけです。

>しかし、人と 合ったり人と近づくとやはり自己暗示にかかってしまい、ダメなのです(対人恐怖?)。臭いは硫黄系で、食前と食後では臭いが異なるのです。

人前では、ひょっとして、迷惑かけないかと心配する(ストレス)を自分にかけているわけです。そうすると、粘った唾液だけが出るようになります。

> 舌苔は、去年の夏あたりは、1日たつと舌が真っ白になるほどでしたが、食生活を意識したせいか、いまではほとんど無くなりました(もちろん歯磨きは毎日念入りにやっていますし、少しでも和らげようとミント系の粒(FRESKでしたっけ?)を常時携帯しています)。

私がいつも書いているように、食生活は、口の機能のみならず、消化器系や全身の健康にゆっくりと影響を与える訳です。その食生活や、生活習慣からくる体全体のどこかの、変調が舌苔として現われる訳で、これは、一日の中でもめまぐるしく変化しています。舌苔は、その日の調子や、健康状態のバロメーターなんです。
中国の漢方医学や、インド医学など、伝統的東洋医学では、舌苔の分析から、たくさんの病気の可能性を診断するくらいです。

それから、ミント系の粒はできる限りやめたほうが良いです。これらの刺激物は、口臭を気にする人には最大の敵です。口の中の粘膜を刺激して、さらに、過敏になり、口が乾きしばしば悪循環します。できるだけ、そういう時は、水を飲んでください。うがいもしないほうが良いです。うがいすると、さらに唾液を失い、また苦しくなります。

> このようなストレスのため、胃もかなり悪くなっていると思うのですが、とりあえず精神治療のほうが先だと思い、”催眠療法”なるものを考えています。

胃から決して悪くなることはありません。消化器としては口の方が上流だからです。胃に問題がある人は必ず、口に問題があり、口を治さない限り、胃はいつも調子が悪くなります。
催眠療法は良いかもしれませんね。でも、君にとって必要なことは、自信を取り戻すことです。

> クラスのほとんどの人は自分の口臭を知っているようなのですが、みんな良い人なの で、イジメ等にはあっていません。

仮に、君に口臭があったとして、それで、仲良くしてくれる友人がいるということは、友達は、口臭で君を判断していないことの証明です。それは、君自身がと友達から信頼を得る何かを持っているからです。
すごく仲の良い、友達に君の悩みを打ち明けてみると良いかもしれません。きっと、友達は力になってくれます。
そう言うことは、一人で悩んでいると、どんどん深みにはまっていき出口を見失うからです。
しかも、君の言うことが正しければ、友人は君の口臭に気がついているのなら、友達に悩みを打ち明けて力になってもらうことはとても楽ではないですか?
打ち明けても打ち明けなくても友人は知っているわけですから・・・それでも、友達でいてくれているわけだから、心丈夫です。


> 4月のクラス替えあたりまでに少しでも改善したいのです。

自分の、悩みから逃げたり、隠さないことです。そして、自分一人で悩まないことが大切です。
大切なことは口臭ではなくて、君の性格であったり、君らしさであることです。
もっと素直に自分を出せば良いのではないのでしょうか?
そういう時にこそ、友達がいることはすばらしいことなんです。
実際に私のところに来ている、君と同じ年頃の口臭の治療を受けに来ている高校生たちは、約10数名(そのうち中学生もいます)。
全員がいじめにあったりして、登校拒否中(または、不登校)か、もしくは、学校を辞めてしまっています。
でも、皆、少しずつ自信を取り戻そうとして頑張っています。
皆が皆私のところにくると、治療してもらえると思って、気が楽になり、治療中は誰も口臭がしないので、ビックリします。
多くは、君と一緒で、一人でいる時は口臭が余り気にならず。電車に乗ったり、人ごみに出ると、息苦しくなって、ゴムのような、あるいはうんちのような臭いがすると言っています。
実際にそのときは口臭がするようになります。
打ち明けて、気楽になることです。
一人でいる時余り気にならないということは、絶対に本当は口臭が普通の状態では出ないということなんです。
普段口臭のない人でも、緊張したり、朝起きたすぐや、お腹が減る時は誰でも、口臭があることを忘れてはいけません。私でも気になります。
前者を緊張時口臭、後者を起床時口臭・空腹時口臭と呼んでます。

わざわざ、自分で、緊張時口臭を作ってはいけません。

ちょっと前までは、口臭が気にならなかったんだから、大丈夫、自分を信じる事です。