僕は口臭がとても気になる時は舌の奥がなんかパサパサした感じになっているんです。これは多分唾液が不足しているからなんだと思うんですけど、でも口臭が強くなると唾液分泌訓練をしても、口臭が消えないんです。それにしゃべったりするとよけい口の中が、乾燥する感じで困ってしまいます。
これからもひたすら分泌訓練を続けていけば、よくなるんでしょうか?
あとこのまえ歯医者へ行って検査を受けたら虫歯があったので治療してもらいました。多分もう口腔内には何も問題は無いと思います。
それから僕は、昔からすごく緊張しやすい性格で小、中、高校時代は授業中にお腹が痛くなってしょっちゅう下痢してました。こういう昔の生活も口臭に何か影響を与えているのでしょうか。

この質問は、BBSより再編集して移植しました。

>口臭が強くなると唾液分泌訓練をしても、口臭が消えないんです。

唾液には、粘液性の唾液と、サラサラとした水のような漿液性の唾液があります。
そのようなケースでは、サラサラとした漿液性の唾液が出なくてねばねばとした粘液性の唾液しか出ていないのだと思います。

通常、緊張状態の顎位で、いくら唾液分泌訓練を行なっても粘液性の唾液しか出ません。

下の法のRESに書いた、安静状態の口の状態を(上下の奥歯があたらない、わずかに唇がすいて口はほんのわずかに開いている)作り出して唾液分泌訓練を行なってください。
十分な水分補給を忘れずに・・・

>それにしゃべったりするとよけい口の中が、乾燥する感じで困ってしまいます。

正常な人でも、しゃべりすぎると口腔内乾燥が起こります。対応は、その都度水分補給する事です。演説する人が時々水を飲むのと同じです。

>多分もう口腔内には何も問題は無いと思います。

よその医院で、問題ないと言われた人の大半に、こちらで再検査すると歯周に問題があるケースが多いです。
口臭に対応する歯周検査を厳密に行えている歯医者はまだまだ、少ないと思います。
私は、他院の口腔内に問題がないという報告は、最初から信じていません。
口臭に対応する口腔内の精査は、非常に幅広く厳密に行なう必要があります。
口腔内の修復に使われている金属の種類に至るまでチェックしておく必要があります。

>緊張しやすい性格で

緊張しやすい性格や、他人を気にする性格は、無意識の緊張を起こしやすく、即座に口腔内の衛生環境をコントロールする無意識の神経系=自律神経に直接影響を与えるために、いくら全ての条件が良くても、この緊張から起こる自律神経系(副交感神経系)の抑制が起こると、直ちに、正常な人の緊張時口臭が起こるために、だいなしになります。

最終治療は、仕上げとして、精神的なコントロール方法と、このような緊張が発生した時の、対応方法を身につけてもらい、精神的安定を図ります。