払いすぎた
医療費を取り戻せ!
PART 1

更新日:1998年06月18日
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患者本人にレセプト(診療報酬明細書)さえ見せないほど、情報が閉ざされたなかで、日本の医療現場は、毎日報道される薬害エイズ問題や、安田病院事件以外にも、過剰医療架空請求水増し請求、による不正請求か次々と発覚しつ
づけ、医療の不信は、つのるばかりです。

その一方で、私たちは、さらなる保険料の値上げや、自己負担の増額ばかりを強いられているのです。

「薬害、医療被害」
の問題と「医療費不正請求」の問題は、これまでの日本の医療が「患者の命や健康よりも、お金儲けを優先してきた」という意味で、本質は、同じ問題なのです。
一方で、一生懸命真、まじめに医療に取り組もうとしている医療関係者も、多くいて、肩身の狭い思いですごしています。

これ以上日本のすばらしい医療制度を、荒廃させないために、医療関係者、患者双方とも真剣にこの問題に、取り組む必要がありますし、医療関係者もいずれは、自分の首を自分で絞めることになります。


永年の市民運動が実り、平成9年6月25日付けで厚生省は、本人や、遺族からの求めがあればレセプトを開示するよう、全国に通知しました。

おまかせの患者ではなく、情報を得て医療消費者として医療を監視しましょう!そして、不正に医療費を支払っていることがわかれば、告発すると同時に、取り戻しましょう!厚生省も大変なんです。保険制度は、パンク寸前です。




レセプトとは?



たどえば、スーパーでいろいろ買い物をした場合、レシートをもらいます。
又、ファミレスで食事をしても、レシートがもらえます。
そこで購入した物品や、食事内容が間違いないか確認して、料金を払います。もし、買ってもしない、品目が並んでいて、代金を請求されたら、抗議して返金してもらいますね。(請求漏れがあったら、ラッキーとか思って、だまってますが...)
その、レシートに相当するものが、レセプトと呼ばれています。
ただ、通常は、医院や病院で患者さんが払うのは、その一部の2割とか3割相当、残りは保険支払機関から、支払われます。レシートにあたる診療報酬明細書を患者本人ではなく保険支払機関に送るわけです。
支払基金は、患者さんに代わり、チェックをして残りの代金を医院や、病院に送ります。
支払機関では、チェックしていますが本当に内容が正しいかどうかは、よほど、悪質でないとわからないのが、実態です。
そのなかに、やってもしない治療内容が、含まれていたとしても、解らないわけです。
患者は、自分の治療内容を確認しないまま、代金を支払っているのです。
一部負担金だから、ちょっとくらいごまかされていてもいいや。ということになりますが...
それが、積もり積もって膨大な額になり、保険基金を圧迫し
ひいては、一部負担金の引き上げにつながっていくわけです。
もちろん、医科では過剰診療も含まれますが...





払いすぎた
医療費の取り戻し方
完全マニュアル




(壱)レセプトの基礎知識を頭に入れる
(弐)レセプトを入手する
(参)自分のレセプトのチェック
(四)医療費返還手続きを行なう



詳しいマニュアルは
メディアワークス発行 主婦の友社
alt.books " 払いすぎた医療費を取り戻せ!”を参照ください。
著者:勝村久司(医療情報の公開・開示を求める市民の会事務局長)
   岩上安身(ノンフィクション作家)
   古賀俊男(仮名,医学博士,元国民健康保険団体連合会審査委員)
   新井修 (仮名,元国立病院歯科勤務医,
           元国民健康保険団体連合会審査委員 )

オルタブックスのホームページ web alt, では情報交換のための掲示板が用意されています。
http://www.mediaworks.co.jp/alt/

ほんだ歯科の待合室にもこの本は、置いてありますので、自由に閲覧ください。
ほんだ歯科での希望があれば、治療を受けられた本人又は、保護者に限りレセプトを開示しております。




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 info@honda.or.jp