では、ちぃ〜とわからん
歯磨き学校附属
トレーニングセンタ〜 3
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中級編（電動歯ブラシのすすめ）

電動歯ブラシを考えてみる

電動歯ブラシはほんとに有効なのか？？

電動歯ブラシの構造と、欠点について
(普通の歯ブラシとの違い）

使い方をわかるには、構造を知る事が大切です。
上の図のように、大きく分けて、歯ブラシ部分、モーター部分、充電部分に別れます。

左の図は松下電工の電動歯ブラシEW188（現行モデルMay , 1999）の技術者用の設計図面です。 コンパクトな中にたくさんの精密部品が詰まっている。 動力であるモーター部分（黄色部分）の回転をギア（赤い部分）で、伝達し駆動軸（緑の部分）の内部にある偏心カムで、駆動軸に伝えている。 この複雑で、繊細内部構造により理想的なブラッシングのトルク（圧力）と、理想的な微妙な動きを再現している。 モーターの回転数は毎分数１，０００回転入るので、その効果やスピードは自ずから差があるわけだ。 充電部 乾電池式・・・・安価でTPOを選ばないが、ランニングコストがかかる。 ＝携帯に適している 充電式・・・・・・高価。充電器が必要である。＝常設に向いている。

普通の歯ブラシとの比較

何を選べばいいの？？

道具は、選べ！

電動歯ブラシを選ぶ選択基準

有名国産家電メーカー品がおすすめ。

１	一流メーカーを選べ
電動歯ブラシは、進歩していますが。粗悪品もあります名の知れたメーカーの物を選んで下さい。
２	替えはブラシがどこでも、安く手に入る事を確認して下さい。
替えはブラシは、消耗品ですから、どこにでも売っていることを確認して下さい。 機械は、一流メーカーでも替え歯ブラシのジョイント部分が特殊で、かつ、替え歯ブラシが限定されたところでしか手に入らない事があります。 また、歯ブラシが丸い形状は高価です。（３０００円位する）普通タイプは（１００円から１５０円） ブラシ部分は国内製品、外国製品が氾濫しており互換性がありません。なるべく互換性の有る機種を選ぶのがコツです（例　松下電工、オムロン、サンスターは互換性が有る等、販売店で、確認してください。）
３	歯科専用品より市販用を
一般に同一品でも歯科医院で売られている物は、値段が高く、かつ、メインテナンスを受け難いです。 一般に歯科専用品は値引きがありません。 修理を頼まれても、新品を買った方が安くついたり、日数がかかります。
４	歯科ブランド品よりも、家電メーカー品を
電動歯ブラシの命は、歯ブラシ部分を除く動力部分です。本体は、たいてい家電メーカーにによって作られ、歯科ブランド品として、出荷されています。 たいていは、歯科ブランド会社と、家電メーカーの共同開発であったりして。同一品があります。 家電メーカー製は、メインテナンスが受けられ、製造者責任が明確なので、安心です。 同一品では、メーカーの自社ブランドの方が安いし、場合によっては、大型家電ショップなどで、安く買えます。
５	グリップ部分のスリムで小さく軽い物を選ぶ
電動歯ブラシの使用上の最大の特徴は、うまく固定できるか・・・と言う事につきます。 しかし、機械的構造上グリップ部分はどうしても、大きくかつ重くなりがちです。 この欠点は、使用上の特性を著しく減少させ。かつ、逆効果をもたらします。
６	外国製より日本製の方がよい
最近日本のメーカー品は格段の進歩をとげています。 少し前迄は、外国製がいいと思っていましたが、最近は、独自に歯科学的研究と、企業努力により、日本人の歯にマッチした製品が作られつつあります。 また、おおむね国産メーカーの取扱説明書の方がわかりやすい。
７	ブラシ部分はカップ型よりストレートタイプをおすすめ
ブラシの形状は大きく分けて2つのタイプがあります。 カップ型と呼ばれるタイプで、歯を、かみ合う面からグリップできます。 このタイプは、「ブラウン」に代表されるタイプです。歯の表面へのフィット感はありますが。歯列不正の人や、老人にはその扱いが難しいように思います。従来の歯ブラシの方法を大幅に変えなければならない上級者向きです。 スペアーのブラシが高価（3000円前後）で、互換性が無い。 このタイプは、通常使っている歯ブラシと同じタイプで、手動歯ブラシから電動歯ブラシに乗り換えた場合、通常の無意識に覚えている歯ブラシの使用法を少し変えるだけで、有効に使えます。ブラシの微妙な使い分けが容易にできるため、初めて電動歯ブラシを使う人や、歯並びの悪い人、老人にもおすすめです。 また、このタイプは、歯ブラシのバリーエーションが多く好みのタイプやサイズが選べる事も優れている。しかも、安くて、機種が違っても互換性がある。
８	本体ごと丸洗いできる耐水性の有る機種を選ぶ
家族で、使う場合にどうしても不潔になりがちです。 使用前後で、本体ごと流水で洗えるタイプを選ぶと良いです。

ずばり、おすすめの電動歯ブラシは何か？？

商品比較

製品写真	製造元 商品番号	使用した感想とパンフレットには出ていない特徴（詳しくは、パンフレットを見てください）	推奨対象者	お す す め 度
歯ブラシの動きは タテヨコ 回転式もある	松下電工製 （National) EW188　 標準価格 11,700円	・誰でも簡単に歯周ポケット磨きが簡単に出来る。 ・替え歯ブラシのバリエーションが多い （どうしてもカップ型ブラシを使いたい人はカップ型も併用できるのは、うれしい） ・群を抜く軽さ（60g）で疲れない。（通常電動歯ブラシは１００ｇ以上で、重く把持に力が要るため、結果として歯ブラシ圧が強くなる傾向があったが、その点が格段に改善されている） ・この製品はペングリップで把持できるのが私の最大のお気に入りです。 ・機能の割に低価格 ・アフタケアーがショップで受けられ、メインテナンスが安心。 ・ランニグコストパーフォーマンスも安価で、現在出ている商品では最も優れている。これと言った欠点がない。 ・現在ほんだ歯科院内指導用電動歯ブラシとして採用し、推奨しています。	初心者〜上級者まで使える。 老人にも最適 普通の歯ブラシもカップ型歯ブラシも試したい新しいもの好きな人	★ ★ ★ ★ ★
歯ブラシの動きは回転式	ブラウン Plak Conrol Ultra (ドイツ製） 標準価格 13,000円	以前ほんだ歯科院内の指導用電動歯ブラシとして採用していたものです。 ブラシ部がカップ型が特徴。 歯の、噛み合う面からのブラッシングが可能。 臼歯の後ろは特に磨きやすい。 （欠点） ・重い（１７０ｇ）ので、疲れる、グリップ部分が大きく把持が難しいために、ついついブラッシング圧が高くなってしまう。（インジケーターがついているので、チェックしながら磨く必要がある） ・歯並びの悪い人は、逆に磨きづらい場所が出る。 ブラッシング方法が従来法とまったく異なる為に、よくマニュアルを読みテクニックになれる必要がある。 ・替えはブラシが高価（３０００円弱）で、家族で使う場合にランニングコストが高い。	中級者以上 初心者は説明書をよく読みブラシングテクニックを身につけると、大変効果が高い。	★ ★ ★ ★
	ソニケアー （アメリカ製） 19,800円	・音波振動歯ブラシ ・31000ストロークの高速振動でプラークを強力に除去します。 ・歯垢除去力は最も優れている。 （欠点） ・高価である。（交換用歯ブラシは3000円） ・重い（210g）強く把持しながらソフトにブラッシングしなければならないのでコントロールに慣れる必要がある。 ・マニュアルが不親切 ・歯科医院ルートでしか手に入らないのでランニングコストが高いことと、アフターサービスで難があり。 ・ブラシは日本人には大きすぎるので、別売りのレディースミニ（3000円）がおすすめ。	電動歯ブラシに慣れた人向き。 中級者以上 ただし、介護中の人に第3者がブラッシングする場合は最適。	★ ★ ★
	オムロン電動歯ブラシ ハイパワーシュシュ HT-B148 6,200円	価格がりーズナブルで入門機としては最適かもしれません。 バス法にとるブラッシングが可能です。 （欠点） ・交換用はブラシはなるべく、純正を使いたいけれど、売っているお店が少ないです。その場合は、上記松下電工（ナショナル製）と互換性があります。 ・重量は（105g）で、やや重い感じです。	初級者向き	★ ★ ★ ★

ではちょっとムズイ

電動歯ブラシの正しい使い方

しっかりと持って
歯ブラシはそっと、
うごかすな！！

Step　1

電動ブラシの特性を理解しよう
従来の歯ブラシでの磨き方とはぜんぜんチャウ！！

Step　2

電動歯ブラシはしっかりと動かないように持つ！！

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電動歯ブラシの最大の欠点であり。多くの人がこの欠点の為に、電動歯ブラシを使うと知覚過敏や歯肉の傷などを作ります。それは、その重さにあります。ほとんどの機種は、グリップが大きくかつ重い。 これは、充電装置とモーターを内蔵するからですが、多くの製品パンフレットには持ち方について触れていません。 わしづかみ（掌握状・パームグリップ）しなければなりません。この体制で、歯ブラシ部分だけをフェザータッチで当てるのは、慣れないときは難しいです。これが出来ない人は電動はブラシは使わないほうがいいです。かえって、歯や歯茎を傷つけるだけです。 唯一、ペングリップ方式で把持できるのが松下電工（National）製・サンスター（National姉妹機種）です。 これは、グリップ部分の軽量化と持つ位置によりペングリップを容易にしブラシ部分の繊細なコントロールが力のない人にも出来るように改良されています。（この部分が私が、最も気に入っている理由です） 上の写真はペングリップ場合の握り方です。（これは松下電工製EW188をモデルにしています） ほぼ、電動歯ブラシの真中付近をグリップしてください。（本体部分のスイッチ付近です。わしづかみしたり、本体の真中付近を握らないようにしてください） 歯ブラシ部分を自分に向けるように鉛筆を握る感じで握ってください。 その他の機種ではペングリップは出来ませんので、しっかりと本体の真中付近をグリップしてください。（ペングリップするとかえって、危険な場合があります） ほとんどの機種のマニュアルで、握り方についての説明がありませんので、注意が必要です。

Step　3

歯ブラシ部分の歯への当て方

ソフトランディングにフェザータッチで！

電動歯ブラシのグリップが出来るようになったら。まず、電源を入れずに前歯に持っていく練習をして見てください。 電動歯ブラシが唇のラインと一致するようにしてみてください。 ポイントは、ひじを上げ気味にするつもりで。 気を抜くとひじが下がって、歯ブラシのラインと歯のライン（唇のライン）がずれて、歯茎を傷つけることがります。 １度うまく出来てるか鏡でチェックしてください。 前から見るとこのようになれば、合格です。 うまく出来たら、電源を入れてどのくらいの振動があるか、チェックしてください。 回転数が調節できる場合は、なれないうちは低回転から始めてください。 National EW-183では、スイッチをソフトにしてください。 次はブラシ部分を前歯に当てて、ブラッシングになるわけですが。ここが最も大切なところです。 最初の当て方 ソフトランディングで！ 上手なパイロットは、着陸するとき、ドスン！と言う感じではなく、ス〜とすべるように衝撃を与えず、着陸します。 この着陸姿勢をイメージして、いきなり歯面に当てずに、少し離したところから近づけていき滑走させるように、ゆっくりと歯面に当ててください。 歯面に対する力はちょうど、羽が触れる感触（フェザータッチ）です。 歯ブラシの歯面に対する角度 爪楊枝を思い出せ！ 歯と歯茎に間に対して４５度・・・・これが結構難しい。 分度器当てる必要はないですけど。 ここで、風呂磨きの知識が生きてきます。 爪楊枝磨きのときを思い出してください。 歯ブラシのブラシ１本１本が爪楊枝とイメージして 爪楊枝を使うときの爪楊枝の角度がだいたい４５度です。 歯の噛み合わせ面は直角です 前歯の裏はタテに当てる

Step　4

ブラッシングテクニック
歯ブラシの形状による違いを覚える
当てるだけ！！

ストレートタイプのブラシの場合

前歯の表面
前歯裏側
噛み合わせ部分
奥歯の後ろ
歯並びの悪いところ

○タイプの場合

前歯正面
前歯裏
噛み合わせ部分
奥歯の後ろ

これだけは、やったら、あかんで！！