さっそくですが、歯のことでここ数ヶ月散々な思いをしているので先生の意見をお聞きしたくてこのメールを書いてます。とても長いメールです。ホントにスイマセン。最初に弁解しておきます。

去年あたりから右下の一番奥の歯が噛むと痛みを感じるようになりましたが、食事の時以外はなんともないのでそのまま放っていました。
やっと歯医者に通う決心をしたのは今年2月になってからで、奥歯の痛みが酷くなり右側では一切物が噛めなくなったため、仕方なくという感じでした。

そこでレントゲンを撮ったのですが、異常は無いという話でした。でも確かに痛みはあるし、結局ブリッジの片割れであったその奥歯は神経を抜くことになりました。再度ブリッジをはめる時に「もう痛みはないですよね?」と医者に聞かれ、少し痛みはあったのですが、もう神経も抜いたのだし、その内自然と治るだろうと気楽に考え、そのまま治療を終えました。

それからしばらく経って奥歯は前より酷く痛むようになりました。元々、肩こりや頭痛とは無縁だったのに痛い歯がある方の肩や頭がとても痛むようになりました。その歯医者は市内では1番腕のいいことで知られてましたし、私も信頼していたので「これはきっと肩こりのせいで歯痛や頭痛が出ているのに違いない」と鍼治療に通ったりしましたが、一向によくなりません。

いよいよ辛くなってきたので別の歯医者に行ってもう一度その奥歯をレントゲンで診てもらいました。相変わらず、その歯自体は悪くないという説明でしたが、その奥歯の隣の抜歯した所に残根があるということがそこで初めてわかりました。

結局その残根を発見してくれた先生に大学病院の紹介状を書いてもらい、4月末から通い始めました。そこでも奥歯の痛みの原因はわからず、残根のせいで痛んでいるのではないかということで5月10日に残根を取り除く手術をしました。残根があったところは骨髄炎になりかけてたそうです。

ところで今だにその手術した周辺が痺れていて、特に唇の右半分の痺れがひどいのですが、こんなにいつまでも治らないものなんでしょうか。ちょうど歯医者で麻酔をかけた後の、やっと半分ぐらい感覚が戻ったかな、という程度のしびれです。担当医師にそのことを聞くと「時間がかかる」
とは言いますが、「まだ治らないなんておかしいな・・・・」と思ってるらしい感じが見えて不安になってしまいます。治療ミスだったのでは?とか、ずっとこの感じが続くのでは、もっと悪化するのでは・・・・と思うとコワイのです。実際かなり治りかけてたのですが、また少し悪化したように思うのです。さすがに本人に「手術の失敗では?」とは聞きにくく困っています。

HPのQ&Aで以下のような記述がありましたが、私のような症状が「下顎の麻痺」に当たるのでしょうか?



> それからしばらく経って奥歯は前より酷く痛むようになりました。元々、肩こりや頭痛とは無縁だったのに痛い歯がある方の肩や頭がとても痛むようになり ました。

さらに、顎下リンパの腫れはないでしょうか?炎症が残っている可能性も考えられます。


>結局その残根を発見してくれた先生に大学病院の紹介状を書いてもらい、4月末から通い始めました。そこでも奥歯の痛みの原因はわからず、残根のせいで痛んでいるのではないかということで5月10日に残根を取り除く手術をしました。残根があったところは骨髄炎になりかけてたそうです。

やはり、下顎骨のかなり深い位置に、残根が残っており、そこに細菌感染があって、その回りの下顎骨に瀰漫的に炎症が波及していた可能性があります。

> ところで今だにその手術した周辺が痺れていて、特に唇の右半分の痺れがひどいのですが、こんなにいつまでも治らないものなんでしょう か。

おそらく、下顎骨の深い位置に、残根を中心とした炎症個所があって、その結果、骨の一部も破壊があり、病巣があったものと思われます。
その場合、放置しておくと大変なことになる可能性があります。下顎骨骨膜炎はしばしば、全身に波及します。
したがって、多少のリスクを抱えても、取り去る必要があったと考えます。


>ちょうど歯医者で麻酔をかけた後の、やっと半分ぐらい感覚が戻ったかな、という程度のしびれです。担当医師にそのことを聞くと「時間がかかる」とは言いますが、「まだ治らないなんておかしいな・・・・」と思ってるらしい感じが見えて不安になってしまいます。

確かに、その症状は、残根を除去したり、その周辺の病巣である、腐敗した骨組織(腐骨)を、除去した際に、その周辺にある、下顎管から走行している神経の一部(側枝)に損傷があったか、あるいは、圧迫などにより、一時的なダメージがあった場合に起こります。
完全な、切断や、坐滅があると、唇を噛んでも痛くありません。半分くらい感覚が戻っていってるわけですから、問題はありません。
通常大きい神経に損傷を受けると、神経の再生はありません。しかし、本管から出ている枝分かれしている神経を切断した程度であれば、徐々に再生されます。
感じとしては、麻酔の切れかけ、わらを噛んでるような感じがします。
神経賦活剤、ビタミンB、C,等の投与で改善しいていきます。
ただ時間がかかります。私も、難しい親知らずの抜歯で経験したことがありますが、早くて数週間、長い場合は数ヶ月から、数年に及ぶこともあります。


>治療ミスだったのでは?とか、ずっとこの感じが続くのでは、もっと悪化するのでは・・・・と思うとコワイのです。

悪化することは、ないと思います。数ヶ月単位で、経過を見ていく必要があります。しかし、多少のリスクを犯しても、その残根および骨の中の病巣を取り除く必要があった物とおもわれます。
ミスであったかどうかは、現在では、判定できません。通常そのようなケースでは、起こりうる後遺症や術後の不快症状やリスクについて説明をするのですが。

>実際かなり治りかけてたのですが、また少し悪化したように思うのです。さすがに本人に「手術の失敗では?」とは聞きにくく困っています。

本当に、そのような疑問を持っておられるようでしたら。早期のうちに尋ねて、説明を求めてください。
麻痺が発生した理由と、麻痺に対する、現在の処置内容と、今後の見通しについて説明を求めるのは、患者として、当然の権利です。尋ねれば、丁寧に説明していただけると思います。
聞かなければ、今後双方の信頼関係がこじれる可能性があります。

失敗と、術後の後遺症は別です。後遺症の中にも完治するものと完治しないものがあります。あなたの場合は、時間がかかるものの完治すると思いますが。

>HPのQ&Aで以下のような記述がありましたが、私のような症状が「下顎の麻痺」に当たるのでしょうか?

当たります。まぎれもなく、下顎神経麻痺です。




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