開業医にいったところ、紹介状を渡され総合病院で入院をして抜歯することをすすめられました。もうすでに血液検査や心電図(?)などをとっていて準備しています。
下の親知らずを2本一度に抜くということで入院した方がよいとのこと。

しかし大学病院に勤めている友人から、そん な入院なんて聞いたことがないというのです。金もうけだと断言するのです。私としては、以前上の親知らずを抜いた時に2、3日寝込むことがあったので安心かとおもうのですが、一般的に入院なんてあるのですか?

>もうすでに血液検査や心電図(?)などをとっていて準備しています。

問診や視診により、ドクターの判断により、基礎疾患がある可能性、もしくは、抜歯中に何らかのトラブルの可能性があると判断した時、念の為に、血液検査や心電図など必要に応じ検査をすることがあります。
必要もなく、検査を行うことはありません。
今回では、何らかの理由で、下の親知らずを同時に2本も抜くので、それに耐えられるのかどうかのためではないかと思います。

>下の親知らずを2本一度に抜くということで入院した方がよいとのこと。

親知らずの抜歯は、外科的侵襲が大きい為に通常は、1本づつ行います。
しかし、入院して2本同時に抜歯しなければならない必然性が考えられる場合ですが。
技術的に、かなり、高度な技術が必要とされ、かつ、上下に親知らずが存在し、1本だけ抜歯すると、術後感染の可能性が予想され、上下2本一度に抜歯したほうが身体的ダメージの危険性より、予想される危険性を避けることができると考えられる場合。
その他、2本同時に抜歯しなければ不都合がある場合。
緊急性を要すると考えられる場合。・・などが考えられます。

しかし、なぜ下の親知らずを2本も同時に抜歯する必要性があるのかは、よくわかりません。普通は、下の親知らずを同時に2本も抜くことはしないと思いますので、理由について尋ねられた方がいいでしょう。外科的侵襲とリスクがより高くなります。それを上回るメリットがあるのでしょうか?

>金もうけだと断言するので

必ずしも、そうとも限りません。
主治医に、検査の必要性や、下の親知らずを2本同時に抜歯しなければいけない理由を、納得するまで説明を受けてください。

入院して抜歯する場合は、抜歯による危険性の説明。予想されるトラブルが起こる可能性の説明。これらを、患者さんが納得し抜歯に対する同意書にサインを求められます。

金儲け主義に走るなら、さほど利益にならない親知らずの抜歯に、ここまで、敢えてリスクを背負わないでしょう。
もっとリスクを背負わずに、巧妙にぼったくる方法もあるはずですから。
下手すれば、訴訟問題に発展することもあるのですから・・・・・

善意に解釈した方がいいですね。それでなくても入院すると言うだけで心理的不安は大きいでしょうから、信頼関係が必要です。

>一般的に入院なんてあるのですか?

ほんだ歯科でも、毎日2〜3症例の親知らずの抜歯ケースがありますが、過去5年間で入院を必要としたケースは、1症例だけでした。比較的少ないと思います。

また、下の親知らずを2本同時に抜歯したケースは、1回もありません。


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