私も10年来の口臭持ちで非常に悩んでいました。正直一生治らないものかと悲観的になっていました。しかし、このHPを見つけてからちょっと期待が持てるようになってきました。

まず、口腔内の疾患の有無を調査する為に歯科へ通うことにしました。
そして、実際に診察を受けたのですが、特に大きな疾患は無いとのことでした。
それはそれで喜ぶべきことのですが、私の「歯石を取ってください」という要望に対して、「歯石は殆ど無いから大丈夫だよ。取るほどでも無いよ」というお答えをもらいました。

私は現在27才(男)で、生まれてから一度も歯石を取ったことはありません。歯磨きも一日一回しかしていませんでした(朝のみ。15分位かけて)。

そこで質問なのですが、このような状況で歯石がほとんど付いていない、ということはあり得るのでしょうか? ほんだ歯科様のコンテンツを拝見させていただく限りでは、歯石はどんなに歯を丁寧に磨いても付着して、かつこまめに(3〜6ヶ月程度?)取らないといけない、と私は理解しています。もちろん歯石が本当に無ければ嬉しいのですが・・・。

この質問は、BBSより再編集して移植しました。

>歯石がほとんど付いていない、ということはあり得るのでしょうか?

ありえません。一般歯科医院の歯周検査や、歯周病に関する認識の低さは非常にレベルが低いと思います。
これは、歯科が補綴中心(抜いて被せ等の補綴を主体とする考え方や取り組み方)がどうしても支配的で、口の全ての病気は、自己の細菌感染によるものであるという考え方(感染症としての取り組みや考え方)、また、口を消化器として他の臓器と関連づけて考えていくと言う考え方が十分にできていない事の現れです。

歯医者にたくさんの金と時間を費やし、やがては歯を失って行くのはそのためです。
歯医者にかかればかかるほど、自分の天然の歯が残って行かねばいけないはずだと思います。

その結果が、これだけ歯医者がいるのに、日本は先進諸国のみならずアジア的に見ても最下位に近いレベルでしか、健康な歯を残し得ない歯科事情であると思います。

>歯石はどんなに歯を丁寧に磨いても付着して、かつこまめに(3〜6ヶ月程度?)取らないといけない、と私は理解しています。

まさに、そのとおりです。一般的歯医者以上に理解されていると思います。
それは、証明する事ができます。
ほんだ歯科の場合、20代の比較的免疫力の高い、かつ口腔衛生に気をつけている(デンタルIQの高い)人でも、最終的に歯石除去をして、次の歯石が付着するのは、ほぼ3ヶ月です。

30代以上で、初期の歯周病状態の人で、かなり、学習した人の場合で
2〜3ヶ月で歯石を付着させてきます。

40代以上で中程度以上の歯周病だった人の場合は、1ヶ月で、歯石を付着させてきます。

60代以上で中程度以上の歯周病のあった人は、2週間から3週間で歯石が付着してきます。

これは、もちろん個人差や、その時の体調や、基礎疾患の有無により変わってきます。

ほんだ歯科の患者さんでは、どの患者さんも、必ず、自分がどの程度の期間で再び歯石が付着するのか、目で見て確認して学習してもらいます。