the KANJA
from
INTERNET

インターネットは最近怖いイメージを与えている

ネット世界では、どんなやばい薬も

どんなエッチな画像も..

スペシャルサービスだ


ふっふっふ...

とても怪しい情報も...ねずみ講も...オウムも

何でもある。





反面、普通では、知ることのできなかった、

有用な情報も手に入れることができる。


うまくすりゃ〜..快適で、リッチな

的生活も夢ではない。


情報の送り手と受け手は見えない....

この怪しさがとても魅力なのだが.....

匿名だからなんでも言える......



しばらく、つき合っていると、自分の中に、

固定されたイメージが出来上がる

バーチャルリアリティー(仮想現実)の誕生だ




やがて

ピノキオは一人で歩きだし...


やって来る....






最近増えてきたインターネットからの患者さん。

皆さんにとって私はバーチャルリアリティだが....

私にとって、未知なるリアリティ..

あなた方の情報は何もない....

いまだかってなかった、患者さんとの遭遇


未知との遭遇である。


スーパーオーラな眩しい患者さん

臨床では、最初に患者さんと向かい合う一瞬が

とても大事です。

相撲の、しきりに似ています。

第一印象、あるいは直感的な第6感と言うものです。

私は、この瞬間に賭けます。

すっとその人の中に入り込み

一体化します。一心同体です。こうなれば

こちらのペースで心を開いてもらえます。




多くの一般患者さんは、マイナスなオーラなんです。

一種の暗さと悲壮さを持っている

こちらが、暖かいオーラを発散させていくと

吸収してもらえます。




ネット患者さんは


プラスウルトラオーラを発散されてくるんです。

何だか眩しい輝きがある!?



なっなっ!なんなんだ!?この輝きわ!!


みんな、明るいナショナル!!

これは、当初スタッフの間にも

驚きと、とまどいがあった

たじろいだ。

不覚にも、ひるんでしまった。


ホームページを読み尽くして来られます。

だから、私に関して警戒心や、猜疑心が無いのです。

もうちょっと、疑ってもらったほうがいい。

それと、私のHPのキャラクターのせいかも??





地下室の私は、院長の仮面を外した私で

診療室では、れっきとした歯科医師なんです。

だから、ネットな患者さんも、一般患者さんにも

同じように、接します。


同じように、説明していき、その人の

心を開いていこうとするのですが。

ネットの患者さんは、ほとんど最初から

開きっぱなし。これに面食らうわけです。

まぶしすぎるのです。

どうも、肩透かしを食ったような...

説明するたびに..うん..うん..うん...

という感じ!!

納得するのが早すぎる....



ある種の、気恥ずかしさを感じる時があります。

なんか、裸を見られているような...

なぜだろう?






彼らは、どうも、私を知りすぎているのです....

たとえ、白衣とマスクで、カッコをつけ、

仕上げに院長の仮面をつけていたとしても、

彼らは、すでに仮面をとった私を熟知しているのです。

それが、一般の患者との決定的違いであることに気がつきます。

そう思うと、とても、恥ずかしくなるわけです。


ネット患者さんがいる情景


「この間、御向かいの事件では、大変でしたね?」

{何で、そんなこと知ってんねん!!私生活を...}

{そっかー、掲示板に、自分で書いてたか...}


この人は、隠れネット患者です。

その一言で、HP見てるなと分かります。

とたんに、....「いや、いや、大変でしたわ!!」

と下世話な話....に花が咲く

周りのスタッフにヒンシュクかいながら....



診療の合間に、

「最近そう言えば、へんきょう(HNハンドルネーム)見ませんね、」

「NETにはいないけど。ときどきROMしてるみたい」

「はじくん(HN)とは昨日、オンラインでチャットしました」

「そういえば、この間のんほい(HN)から、メールきてました。」

「DLしてみたら、貴重な画像送ってくれました」

「RESしないと!」「最近 ICQ 調子悪くて!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・

このような会話は、ネットになじみの無い人からは

異様な会話に聞こえらしい。

治療が、ミニオフミ....

とても、マニアなオタッキーな二人に見えるらしい。

スタッフが引いていく.....

気がつけば、あやしい二人の世界。

スタッフが い な い。

ぉぉ〜〜い誰かアシストしてや!!」



時々、診療中にプッと微笑まれたりします。

「院長って衛生士さんに怒られたりするんですね。」

「そやね、よー怒られます」

権威は、すぐに失墜します。

衛生士は、重要なパートナーですから。

いろいろ、言ってくれるんで、楽なんです。


時に、新幹線や、飛行機で来られます。
........
「で、こういう訳ですから、

通うにしても、遠すぎますので

このような治療方針で、地元で、治療してもらってください。」

「いや、通わせてください!駄目ですか!」

「え〜〜東京から!!」

「いや、そういう訳じゃないのです。ただ、交通費と

時間が...申し訳ないですよ...」

「いや、いいんです。土曜日は、来れます」

とても、責任を感じます。

東京から、近畿大学までの間には、

星の数ほど歯医者があるのに、

ありがたいですね。涙が出ます。

こんな人から、どうして、お金を頂けるでしょうか?

でも、ちゃんと頂きます。



時々、リアクションに困ることがあります。

初対面で、ニヤッとして

「わぁ〜〜〜〜本物。!」スタッフを見て

「わぁ〜〜〜〜いるいる!」
{なんでやねん。私たちは、吉本じゃ〜ないの。!!}

{神聖なる戦場!歯医者やからね。}


地下室バージョンで応酬してあげたいけどね

一応、院長の仮面もつけてるんやから。

他の患者さんもおられますので....

あの〜〜、初診の時は、ちょっとだけでいいですから

こまった感じとか、いたそ〜にしてもらえたら。

やりやすいのですが....




「ほんだ歯科って、写真より狭いですね〜〜〜」

「へっへっへっへ@@@ばれたか〜〜〜」

「あのね、あの写真、広く見えるようにね

マウスで、きゅ〜〜と引っ張って、横長にしてあるんです」

{なんで、こんな、弁解せなあかんねん。}

でも、まーそれで、患者さんが

緊張を解いてくださるなら。

もっと写真細工しときます。




「先生って写真より実物はすごくいいですね〜〜」

{いや〜〜口がうまい〜〜でも、ええこと言うやん}

{座布団あげよか?何回も言って!!}

「いや〜実はね、私は写真写り悪いんですよ」

「中でも、あの写真は、最悪なんです。

だから、どこを探しても1枚しかないでしょ!」

{ついつい調子に乗ってしまう。}

{実物はいい??うんうん制服に感謝!!}



ま〜そんなわけで、

ほんだ歯科のホームページも

よその歯医者のホームページみたいに

ちょ〜真面目で、堅かったら

どんな患者さんが来られるんでしょうね。


最近読んだ本に「患者対応」の本があります。

その中に、気をつけたほうがよい患者として

本を見てくる患者...というのがありました。

「日本の、上手な歯医者100人(仮称)」

のたぐいです。

あんなものは、地下室のどっかで書いたけど

金さえ出せば、私でも載ります。

もっと金払えば、日本一とか、書いてくれます。

そういうのを診てくる患者は、うるさいそうです。

歯医者を転々としてて、扱いづらいそうです。

なるべく避けたほうがいいと書いてありました。

でも自業自得やんか!!とか思うけど。



でも、ネットな患者は、絶対に違います。

最近は、慣れてきました。

スタッフも慣れてきました。

患者と、先生の関係の垣根が

すぐに無くなって、とても、治療し易いです。

私がしてあげたいことと、

患者さんがして欲しいことが、一致しています。

私の本心を知っているからです。

仮面を脱いで治療ができます。


お互いにストレスの無い治療

明かるいナショナルです。



♪♪あっかる〜いナッショナル...♪♪
♪♪あっかる〜いナショナル...♪♪
♪♪みんな元気で〜〜〜♪♪
♪♪ナショ〜〜〜〜ナ〜〜〜ル〜〜〜〜♪♪



HONDAさんはインターナショナルですが

ほんだ歯科は、明るいナショナルでいいです。

そう言えば、診療室の

Nationalだった。

明るいわけだ。


ネットな患者さんは

私が診ますから、

いきなり、ニヤッとしないでくださいね。


ネットな患者さんへ   愛を込めて