発掘された過去の頭骸骨たち




ここに、多くの過去の発掘された頭骸骨を参考までに、並べてみました。
いずれの時代も。現在のように、歯ブラシや、歯磨き剤のなかった時代のものです。
もっと多くの、頭骸骨を検証しましたが、多くの場合臼歯部は、残っています。


縄文時代
男子

臼歯部は全部揃っていてしっかりと噛めている




国立科学博物館所蔵
弥生時代
成年、男性

ほとんど完璧な歯列と噛み合わせを保持している





文献:山口 敏, 1979. 愛媛県砥部町釈
迦面山遺跡出土の一弥生時代人骨
古墳時代
成年、女性

ほとんど完璧な歯列と噛み合わせを保持している



「東京都埋蔵文化財調査報告第5集:
都内横穴墓緊急調査集録」所収
古墳時代
成年、男性

ほとんど完璧な歯列と噛み合わせを保持している




「東京都埋蔵文化財調査報告第5集:
都内横穴墓緊急調査集録」所収
古墳時代
成年、男性

ほとんど完璧な歯列と噛み合わせを保持している





「東京都埋蔵文化財調査報告第5集:
都内横穴墓緊急調査集録」所収
平安時代
成人、男性

左下奥歯を、喪失前歯は、抜歯の痕跡あり



「東京都埋蔵文化財調査報告第5集:
都内横穴墓緊急調査集録」所収
中・近世
成年、女性


前歯部を抜歯しているものの臼歯部は完全



我孫子市教育委員会(編),1981.
鹿島前遺跡第3次発掘調査概報
中・近世
成年、女性

完璧な歯列である




平本嘉助, 1982. 千葉県我孫子市鹿島前遺跡
出土の中・近世人骨(抄). 人類学雑誌,
90:191.
江戸時代

成年、男性

臼歯部は残っている




国立科学博物館所蔵
江戸時代

成人、男性

前歯部は、発掘時に脱落もしくは、抜歯した
可能性が見られる(抜歯窪が明瞭である)
臼歯部は、健在



国立科学博物館所蔵

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