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口臭関連情報

舌と舌苔について

舌を磨くことの医学的・歴史的考察

もしも、舌を磨くことで、口臭が解決するのであれば、舌磨きは紀元前500年前から行われている習慣であり、記録によれば古代インドでは現在よりのはるかに優れた
舌磨き器具が考案されていたにもかかわらず解決し得なかったのです。 確かに過剰な舌苔を物理的に取り除くと口腔内感覚はさっぱりして一時的に口臭も少なくなりますが、根本的に解決したわけではないのですぐに復活します。

過剰な舌苔を持つ人は、元々、粘膜過敏があったり口腔内乾燥などの要因を持っているので、そのような物理的刺激によって舌の繊細な粘膜は容易に損傷を受け、
それを修復しようとしてさらに舌苔が付着していき、過敏はさらに加速して場合によって口臭はひどくなっていきます。

舌苔を物理的に取り除く限りは、永遠に口臭は解決しないでしょう。
あくまでも、どうしようもない場合の一時的口臭抑制方法です。もっとも、老齢により寝たきりの老人とか、根本的な解決が難しい人の口腔衛生管理としては有効な手段になることもあります。この物理的に舌苔を取り除く習慣を文化として花開かせたのは、江戸時代の遊廓における遊女ではないかと思います。彼女達は自分の商品価値を高めるために嗜みとして舌苔除去を行いました。

取り除く器具も非常に洗練され、当時は高級な鯨のひげを用いていたようで、浮世絵にはたくさん残っています。おそらく現在のブラシよりもはるかに性能は良かったと考えられます。遊女は、職業柄客にきわめて接近するのでたしなみとして行ったのです。この遊女と同じ方法を推奨しているのが現在の歯科を中心とする歯科医の考え方です。臭いものは取り除くと言う考え方です。したがって、対症療法であるので必要に応じていつまでも行う必要があります。

舌の表面は、消化器の内側と同じように粘膜になっています。組織学的にも顔の表面のような表皮とはまったく違う構造をしています。顔の表皮のほうがはるかに頑丈です。顔をブラシでゴシゴシ磨くことをしない人でも、舌粘膜は平気でブラシでゴシゴシするケースがありますが、医学的には無謀なことです。舌をブラシなどで磨くと、ちょうど胃の粘膜や、膣粘膜をブラシでこするのと同じ変化がおこります。舌粘膜を磨くことは、医学的に見ると、同じ消化器である胃の粘膜をブラシで磨くのと同様の行為です。ただ、素人の場合にそのようなことが平気でできてしまうのは、口の粘膜の特殊性を知らないからです。口腔内粘膜は、他の粘膜と違って、痛みに非常に鈍感なのです。理由は、解剖学的には口腔内の痛覚は他の粘膜に比較して非常に少ないからです。目の粘膜や、膣粘膜をブラシでこする気にならないのは痛いからです。

もしも、口と同じように爽快な気分を味わうことができたら、平気で目や膣もブラシでゴシゴシこするでしょう。
ただ、舌の粘膜も組織学的には他の粘膜と同様に非常にデリケートです。 したがって通常医科の先生(歯科以外の先生)や獣医師は、舌粘膜を観察して診断はしますが物理的にブラシでこするという行為は、治療としては行わないのです。

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